赤ちゃんを産んだお母さんの気持ちが
めいっぱいつたわるもので、
昔、「こんにちは赤ちゃん」っていう歌がありました♪
こんにちは赤ちゃん あなたの笑顔
こんにちは赤ちゃん あなたの泣き声
その小さな手 つぶらな瞳
はじめまして わたしがママよ
【作詞 永六輔】
目次
赤ちゃんを観察していたらわかること
抱っこして、笑顔で向き合うと、赤ちゃんはママの顔を見てニコニコしますね。
でもママが無表情で見つめたら・・・赤ちゃんはびっくりして不思議そうな顔になります。
戸惑ってしまうんですね。
赤ちゃんは、相手が自分のことに注意を向けてくれているかどうか、とっても敏感です。
ママが話しかけると、
ママの口元を、ちっちゃな赤ちゃんはじーっと見つめて、うれしそうに真似をします。
赤ちゃんのコミュニケーションをとる能力、表情に注目して認知する能力は、
うまれてすぐでも、ちゃんと備わっているからなんですね。
最近のコミュニケーションの研究でわかっていること
妊娠して 十月十日(とつきとおか)で、
小さな受精卵はおよそ3000グラムの胎児になります。
頭囲はおよそ33~34センチ。
かつて、赤ちゃんの大脳のシナプスの生成は妊娠8ヶ月がピーク
といわれていました。
今では、消滅しながらどんどん新しいシナプスが生成されていること、
環境に適した脳の回路が選ばれていくことが知られています。
良い回路は赤ちゃんの心に対応していきます。
だからママ、パパ、周囲の人が愛情を注ぐ、良い刺激を与える、色んなものを見せる、
そういうことがとても大切です。
赤ちゃんとお母さんの間にうまれる強い絆 =愛着
赤ちゃん(こども)とお母さん(養育者)の、
心と心の結びつき、
愛着を形成することによって得られた安心感はとっても重要です。
信頼感を足がかりにして、赤ちゃん(こども)は
まわりの世界へ関心を向けて、その中で豊かな感情を育んでいきます。
怖い場面とか、不安に遭遇した時に、
自分の感情をコントロールできるお母さん(養育者)がぜったい必要です。
子どもにとって安全基地になるだけでなく
まさかの時の避難場所にもなるからです。
赤ちゃんのこころは、周囲の人たちとの関わりの中で、はぐくまれていくんですね。
だから、赤ちゃんが泣いたら、『 どうしたん、よしよし』って単純に声かけをする、
これが一番大事ですね。
目と目で見つめ合う、手と手で触れ合う、微笑みかけ、語りかけあう、
そういうことで絆が形成されていきます。
子育ては優しい言葉で
きびしい言葉、汚い言葉はイヤですよ。
怒鳴ったり、なじったりはイヤですよ。
赤ちゃん(こども)の、脳の成長が止まってしまいます。
ぼう言をずっと聞いてたりしたら、
脳の中の、音や会話をつかさどる『聴覚野』っていうところが変形してしまいます。
たとえば、夫婦げんかをこどもの前でするのは、
こどもの脳に、悪く響く可能性があります。
とはいえ、子育ては本当に大変
誰かの助けを時々かりて、1人で頑張りすぎないでくださいね。
パパはもちろんのこと、おじいちゃん、おばあちゃん、周囲の助けてくれそうな人、
地域の子育て経験者、
相談したり頼んだりして、ゆとりをもってくださいね。
個性はそれぞれで、1人1人に合った子育てがあります。
赤ちゃんと過ごす時間は、良い心地がして、自分を成長させる、そういうものと思います。
この子がいて頑張れるって、素晴らしいです。
赤ちゃんが0歳なら、ママも、パパも、こそだて0歳。
いっしょに成長していくことを、たのしんでいきましょう。