筆者の体験や、筆者のまわりの 看護師さんの転職の実体験 7事例 を紹介しました。 激務に耐えて神経をすり減らしていて、転職を考えている方の参考になればと思います。

働き方

【実体験】のんびり働きたい…"看護師の激務”から救われた転職

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看護って人の命を預かるお仕事なのに、気楽に働きたいなんて言うのは不謹慎ですか・・・?

――そんなことはありません。

もしも あなたが 今の激務に耐えられないとか、病棟での人間関係に悩んでいるとか、何かしら しんどみ を感じているのなら、ゆったりのんびりした職場にジョブチェンジするのは、良い選択だと思います。

ここでは筆者の体験や、筆者のまわりの 看護師さんの転職の実体験 7事例 を紹介しますので、参考になったら幸いです。

自己紹介

筆者は看護師としてICU、呼吸器外科病棟、助産師として周産期センターで勤務していました。第2子を出産してからは、看護・助産の教員を、かれこれずーっとやってます(^^)

資格:高校教諭、看護師、助産師、公認心理師 など

気楽にのんびりゆったり働きたい看護師

まずは今年の春卒業した教え子さんから聞いた話し(ここに書くことについて、ご本人了解済み)。

デイケアナース|精神科病院勤務からデイサービスに転職した准看護師のNさん

精神科専門の病院で准看護師として働いていました。精神科 = 暇、ゆったりしてる、医療行為もない、ラク、ってイメージをよく言われますが、勤務していた病棟にはA業務(仮称)という当番になると、トイレにもいけないくらい、バタバタひとりで業務をこなしていかなければならないいシステムだった。ときにインシデントをしてしまい、落ち込んでしまうとこれ以上落ちやんわ、というくらい肩を落として帰宅することもありました。”仕事を辞めたい・・・”、頭をよぎるのはそのことばかりでした。

はたらきながら正看護師を目指す学校に通っています。国家試験の勉強や、これからある実習後の登校のことが心配。また、シングルマザーで、子どもたちは成人しているものの まだ学生で、バイトのお給料も少なく、母である自分が今辞めると 生活そのものがうまくいかなくなると考えると、しんどくなってきていました。何よりこんな環境では国家試験に落ちるかも!って。

ああ、今日も出勤か。通勤中の車の中でも、『行きたくない。』って呟く日々が続きました。師長にそんな気持ちを伝えても、『辞めないで、頑張ってみて』の返答だけで・・・。

勤務していた病棟では、リーダー・A業務係・投薬係・入浴係が(各1名)あり、皆が嫌がっているのはA業務係です。

その係にあたると、検温(59人)、PEGの注入(4人/朝・昼)、点滴(7人/持続もあり)、危険物の数の確認、電子カルテの入力(検温・食事量・点滴、注入、GEや座薬→看護記録とIFオーダーで指示箋を出す、隔離拘束など)、オムツ交換、車椅子へ移乗(午前・午後)、口腔・アイケア、ホールでのおやつの見守りと介助、薬局に行ったりとその他あります。

忙しすぎて、マジで仕事が恐怖! あれこれいそがしい(余裕全くなし)。何かと管理が 杜撰くない!?

でも勤労学生で日勤のみ、給料と休みは多い方だからガマンしようか・・・、かといってボーナス・退職金はないし・・・、スタッフ皆が平等に分担して、また、助け合って仕事できたら・・・。

転職しかない!! そう思いました。国家試験に落ちたら、さっぱり ワヤ です。転職サイトに条件を書き込んで、いくつか目星をつけました。

都会に出れば、時給が 結構 あがるんですね。これまでの経験を考えたうえで、今の自分にとって勤めやすい 介護 の領域で探しました。

現在は 介護施設のデイケアをやっています。処置に追いかけられることもなく、午前中はのんびりケアできます。「利用者さんとお話ししているだけ」という時間も長くあります。昼休憩の後はレクリエーションに付き合って、利用者さんが帰られたら1日の仕事が終わります。はっきり言ってラクです!余裕があるとみんな優しくできるんですね。

転職してみて、以前のような疲労感はないです。帰宅してから 国家試験対策の時間も とりやすくなりました。もっと早く決断すればよかったなって思います。

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保育所ナース|NICUを辞め、保育所ナースになったYくん

青空と子どもと保育士

子どもが大好きだから保育士になりたかったけど、保育士の待遇を調べると、給料は安くおさえられていて、将来が不安と思った。それで看護師の資格を取って小児看護に進むことにした。そして大学卒業後、母体搬送のある病院に就職し、NICU(新生児集中治療室)で働いた。

決断した理由

小さい命を守りたい思いと、仕事のやりがいもあった。モニターや呼吸器、シリンジポンプ、栄養チューブの管理などきちんと整え、微妙な環境の変化でも体調に影響するので細心の注意を払ってケアしていた。

毎日忙しくて、3年務めたあたりで プツッと しんどくなった。小さなミスが重大だったり、ご両親への面会時の配慮やコミュニケーションに 疲れを感じたり、面会に来ない親御さんがいることに失望していたが、それに慣れてしまったり・・・。NICUは照度を落としていて、暗がりの環境も自分にとってはしんどかった。

今の職場をどうやって知ったか

学生の頃、小児の実習は、1週間は病棟、1週間は子育て支援センターだったので、保育所に看護師の配置があるということを知ったのだが、そのことを思い出したんで、求職サイトをあたってみた。

求職サイトに登録すると情報を得られるので。

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気になる保育所には直接行ってみて、園長のお話を聞いたりしてみて、今の保育園に勤めさせてもらうことにした。

どんな仕事をしているか

学校で言うところの養護教諭のような存在を兼ねる保育士って感じ。園児たちの体調管理と、保護者や保育スタッフへの健康指導といった看護業務に、保育士の役割も補助業務として入る。育児相談(予約制)も行う。

1日のルーチンとしては、

出勤時の情報共有、登園して来る子どもたちのバイタルサインチェック、保育業務、昼食をはさんで、保育業務のあいまに事務しごとや 衛生管理に関することを行う。

重要だと思うことは、

園児の体調不良に気づくことや、アレルギーへの配慮、怪我したときの対応など。応急手当が必要なときは行い、病院で受診すべきか判断する。

感染対策や、健康や発育に関する『保健だより』を書いて定期的に配布したりしてる。

転職して1年、今感じていること

自分にとっては、土日休み、NO夜勤はありがたい。給料は、手取り20万に 減ってしまいまったけど構わない。

仕事は、0歳・1歳さんクラスをアシストすることが多い。反応がいっぱいあって かわいくて 楽しい。

年長さんクラスを担当する時は、みんなで泥んこ遊びやボール遊びなど一緒になって遊びつつ、保育目線で、良い発達が促せるよう意識していて、子どもたちからの学びをいっぱいもらっている。

なかには、未熟児で生まれてもこんなにたくましく育ってる!って子もいて、あの頃NICUで頑張っていたことも、よかったなぁって思い出す。

企業設置の認可外保育園(3歳未満)の保育所ナースSさん

登園前のお部屋

「看護師さんが勤務しているというと保護者が安心するから」と声をかけられて、ちょうど とある病院を退職したところだったので、勤めることにしました。

あずかるかる園児は今は8人で、実際に登園してくる園児の人数は、児の体調やママの都合によるところがあるので3,4人です。

業務は保育士さんと同じことをしています。登園してきたらバイタルチェックをして、ママ(時にパパだったり)から体調や家での様子を聞いて、活気とか観察するところから始まります。

1歳さん2歳さんなので、水分補給をあいだに入れながら遊びます。お昼ご飯が終わったら、おむつを替えたり、トイレを促したりしたあと、園児はお昼寝をたっぷりとるので、その時間に保育スタッフも休憩をとります。それから、児たちがお昼寝をしている間に、連絡帳を書くことと、事務のしごとをします。午睡後は、お天気次第ですが、近くの公園で遊びます。

4時くらいからお迎えが来られて、送り出したら、お掃除と手すりや玩具のアルコール清拭をして終了って感じです。

赤ちゃんや、よちよち歩く子どもに癒されてます。”子ども好き”にとっては良い転職だと思います。

現状、給料は手取り20万円で、当然、病院看護師よりも大分少ないが、平日日勤のみで、ゆるーく働いています。ボーナスが2.5か月分(年)だったので、長く続くかはナゾですけど。

訪問看護師|外科病棟勤務から訪問ナースになったKくん

看護学部を卒業後、実習病院に就職したが、描いたイメージと違っていました。

というのは、自分は、仕事の要領があまりよくなくって、申し送りや、何か先輩ナースに聞くときなど、過緊張になる方で、あまり上手くいってない気がしていたからです。

血管確保

ある日の採血の際に起きたことです。血管にうまく注射針が入って、必要量採れて少し安心した、と思って針を抜いたら、駆血帯を外し忘れていた。だーっ と血があふれてしまって、慌てて外しました。患者さんに 怖い思いをさせてしまって・・・。

何度も謝りながら、何とか、血で汚してしまった寝衣とシーツを交換した。師長に報告し、事故報告書を書きました。詰所では結構大ごとで・・・。数日たっても、駆血帯 はずさんかったって?って、陰で笑われていました。

配属された新人のなかでも浮いてる存在だったので、この件以来、新人嫌いのお局ナースからちまちまとイヤミを言われる毎日になりました。辞めたいなぁ、でも、経験も積まないまま辞めるのは どうなのか、と葛藤する日々でした。

メンタルがまいってしまうな、忙しすぎるし・・・、自分に向いているゆったりしごとが出来る場所を探そう、そう思いました。

同期の看護男子に相談したり、ネット検索したりして探しました。

現在は訪問看護師をしています。1日の訪問件数は午前午後2件ずつくらいです。しごとの内容は保清、体位変換、口腔ケア、褥瘡ケア、Dr指示の輸液とか経管栄養、リハビリ、服薬のアドバイス等です。

少し慣れてきたので、午後の訪問予定のうち 1件 を午前にもってきて(患者さんまたは患者さんのご家族に電話で了解をもらえたら可能)午後は早めに終われるように時間を調整しています。土日祝・夜勤なしです。

最近は独立開業を目標にしていて、そのための勉強をする時間のゆとりがあるから、結構気に入っています。

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ツアーナース|修学旅行についていった(筆者)

修学旅行付き添いナース

添乗看護師っていうのかな、自由に働きたい+旅行が好きっていう看護師さんに人気だそうです。

トラベルナース、ツアーナース、また、アテンダントナースともいうらしいです。

筆者も看護師をしていたころ、修学旅行の付き添いをしたことがあります。勤務先の医療機関に、その地域にある高等学校から問い合わせがあって、たまたま日にちがあったので、富士5湖、2泊3日に付き添いました。

養護教諭の先生の補助という形だったかなと思います。事前打ち合わせは、学生用の旅のしおりと、教員用の実施要項で説明を受けました。養護教諭の先生から救護品や、気になる生徒の申し送り(アレルギー、自律神経失調など)をききました。

旅行添乗自体は、生徒さんたちと合わせて歩くのが結構キツかったかなと記憶してます。宿泊中の、生徒さんの消灯時間が過ぎると、教員のミーティングに参加しました。喘息発作を起こした女子生徒さんがいて、本人の携帯吸入薬を吸入してもらったり、部屋に加湿器は備えられていなかったので、ポットを開けて湯気をすってもらったりしました。起座位で背中をさすりながら寄り添って発作が落ち着くのを待ちました。

他にはバス移動で車酔いをする生徒さんの対応とかがありました。いい仕事を経験させてもらいました。

気になる給料は、二十数年前ですが、打合せ日+2泊3日で8万円だったような気がします。今はどうなのかと調べてみたら1日あたり15000円が相場のようですね(時間換算するとちょっと安い?)。不景気だから仕方ないのかな・・・。派遣紹介系サイトから調べると山ほど求人広告が見つかります。

ツアーナースには、事務+看護という形での正社員採用もあるので、「もう病院で働きたくない」って人は、ご一考かと思います。

サ高住|お金持ち?サービス付き高齢者住宅勤務がラクすぎるというMさん

「何ならもう、ナースなんかしたくない!」くらいに思っていた・・・准看護師のMさんは、1年ほど前に病院勤務をやめた。お給料は准看護師(30歳)でも 夜勤8回こなせば 30万ほどで、わるくないのだけど、身体ケアが多く、とにかく忙しい病棟だったから。

加えて、人間関係もギスギスしていた。「もー!だれ!?こんなことしたのは!」のような、誰かのせいでどうなった、みたいな追及や、悪口(いないところで)が多くて。師長が注意とか指導することも無くて(お局に配慮)・・・。准看護師は、病院では結構 肩身が狭いな、てかもう、病院勤務はいやだ。

そう思って、ネットを検索し、お気に入りのサイトから見つけたのが、現在勤務中のサ高住です。

ラクになることを優先したかったので、夜勤専従にしました。結構お金持ちの お年寄りが入所されていて、わがままな方が多い というのが最初の印象でしたが、下品な利用者さんがいないので、私は気に入ってます。マウントとってくるスタッフもいない。

入所者さんの検温や、日常のお世話は介護士さんがします。看護師の仕事は、配薬、インスリンの注射、胃ろうからの注入がメインです。発熱されている方がいる報告を受けると訪問し、バイタルチェック等対応します。その他は特に決まった仕事はなく待機してる感じです。急変とかはまだあたったことがないです(あまりないようです)。

この内容で お給料は以前の 病院勤務のときと ほぼ変わりません。パートで勤務されている方によると、夜勤1回 3万円だそうです。病院と掛け持ちで働いてるらしいんだが、まぁ、パワーがあればできるかーって感じです。

検診ナース|付属する検診センターに転職した Sさん

中規模の病院に付属する検診センターに転職してみました。シフトはカレンダー通りです。そしてそのなかで、ONの日、OFFの日を自分で決めることができます。

だから祝日の多い月はラッキーで、有給休暇を足して連休を設定して、OFFの日が充実できます。病棟勤務の時と比べると雲泥の差ほど「楽ちん」です。夜勤明けは、体が回復するのに1日かかるので、お休みの日は、ホント、休んでいましたね。

レバウェル看護 派遣

検診ナースの仕事は単調ですよ、採血係の日は 採血ばかりです。午後はかなりのんびりできるし。病棟勤務のときは、ルートキープ+採血+輸液開始が同時進行だったりして、あれって、結構苦手でした(笑)。ベッドのシーツに血液が染みたりすると、もれなくシーツ交換がついてきました。そんなときに限って ナースコールが鳴るし・・・みたいな。

採血キッドで採るだけっていえば、なんか業務的な表現だけど(もちろん、ちゃんと優しく言葉かけすることは大事)、今は単調な仕事でいいよーって感じ。給料の手取りが 7~8万円ほど、減りました。あと、人間関係が狭いのと、掃除とかもあるのが難点かと思っています。

まとめ

こっちにして良かった

筆者の体験や、筆者のまわりの 看護師さんの転職の実体験 7事例 を紹介しました。

激務に耐えて神経をすり減らしていて、転職を考えている方の参考になればと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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  • この記事を書いた人

かなてぃ

いのちを育む者ひと、傷んだ人をケアするひとを愛してやまない かなてぃ です。それを学ぶ人、働く人を絶対的に応援してます!関心事は、女性こころとからだの健康。女性ホルモンの エストロゲンは 50歳で 消えていくわ。同時に仕事も足腰つらくなっていくし。それでも楽しく看護師していたいね。皆様がんばりましょう。

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