<この記事でわかること>
この記事を読むことで、准看護師をとることのメリットや、准看護師学校のことがわかります。また、在学中と卒業後の自分についてイメージできます。
【自己紹介】筆者は看護師としてICU、呼吸器外科病棟、助産師として周産期センターで勤務していました。第2子を出産してからは、看護・助産の教員を、かれこれずーっとやってます(^^) 取得資格は主に高校教諭、看護師、助産師、公認心理師です。 |
給与が不安定なまま働いていると、将来に不安を感じることはありませんか? 契約社員など、契約期間が決まっているため、仕事が安定しないというデメリットがあります。正社員でない場合、福利厚生が充実していないことも多く、長期的なキャリアプランを立てにくいと感じる方もいるでしょう。意外とおすすめなのが、准看護師への転職です。 准看護師は医師や看護師の指示のもと、患者のケアや診療の補助を行う専門職です。
准看護師になるには、最短で、2年間の養成所で課程を修了し、都道府県試験に合格する必要があります。 看護師になるには 3年か4年かかりますが、准看護師なら 2年で資格を取得できます。この記事では、派遣社員から准看護師への転職について、以下の内容を解説します。
目次
准看護師になるメリット
准看護師になると以下のようなメリットがあります。
✔ 就職や転職に困らない
✔ 短期間かつ安い費用で資格を取得できる
✔ パートタイムや日勤などライフスタイルに合わせた働き方が選べる
就職や転職に困らない
准看護師は医療現場で不可欠な存在です。 病院や診療所だけでなく、介護施設や保育園などでも働くことができます。 医療や介護の需要は高まる一方で、人手不足も深刻です。 そのため、准看護師免許を持っていれば基本的には就職や転職に困りません。 また、景気に左右される仕事でもありませんので、長期的に安定した収入を得られるという点も大きなメリットです。
准看護師は短期間 かつ 安い費用で資格を取得できる
看護師と准看護師の 免許取得にかかる期間と 費用を比較してみますね。
<期間>
・看護師:4年間(専門学校または短期大学なら3年間)、看護学科卒業後 看護師国家試験に合格する必要がある。
・准看護師:2年間、専門学校(准看護師養成課程)卒業後 准看護師資格試験(都道府県知事試験)に合格する必要がある。
<費用>
・看護師:学費、生活費など数百万から1千万以上かかる場合がある。
・准看護師:数十万から百数十万程度かかる。
ただし、これらはあくまでも目安です。地域や学校によって、公立か私立か、でずいぶんと異なります。
また、各種助成金制度があるので、実際には個人の状況によって変わってきます。
比べてみてわかるように、最短で費用の面でも少なくて看護職に就くことができます。
正規雇用はもちろん、パートタイムや日勤のみなどライフスタイルに合わせて働き方を選べる
パートで8時間、20日/月で働くとして、相場の時給1500円とすると 単純計算で24万円、
当直(夜勤16時間)のみで働く場合、10回/月で 単純計算で24万円、自分に合うように働いてちゃんと給与を得ます。
准看護師になる方法
准看護師養成所の入学試験をいくつか受験、入学し2年間学びます。
資格試験に合格し免許を得ます。全国准看護学校協議会の資料によると、
准看護師学校は、北海道・東北地区に23校、関東・甲信越地区に50校、東海・北陸地区に16校、近畿地区に16校、中国・四国地区に31校、九州・沖縄地区に45校で、合計181校あります。
准看護師になる前に覚悟しておくこと
看護師は患者の健康状態を評価し、看護計画を立てて実行するなど、より高度な看護業務を担当します。准看護師は患者の身体的なケアや日常生活援助を担当することが多いです。
収入は看護師のほうが高い傾向にあります。また、准看護師は非正規雇用の割合が高い傾向にあります。
これらのことは、たまに、メンタル的にしんどいとよくいわれます。割り切ることで大丈夫です。
まとめ
看護職には向き不向きがあるかもしれませんが、やってみると人生に役立つ知識やスキルがいっぱいあります。給与・福利厚生も安定します。
ここでは准看護師になるメリット、准看護師になる方法、准看護師になるまえに覚悟しておくことを書いてみました。非正規雇用社員から准看護師への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。